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なぜ施工管理は激務なのか?その原因と解決策を歴10年の私が解説!

施工管理の現場で働くということは、一日24時間が足りないほどの激務に身を投じること。

この記事を読むことで、施工管理の現場の真実を知り、より良いキャリアを築くためのヒントが得れます。

10年以上の経験を持つ元施工管理者が、長時間労働の背景や現場での人間関係のストレス、ピーク時のプレッシャーなど、施工管理がなぜ激務と言われるのかを赤裸々に語ります。

この記事を書いた人

管理人:いちはらくん

  • 施工管理から発注者へ
  • 転職を経て給料2倍にUP
  • 施工管理として10年勤務
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CAREER BUILDでは、「施工管理の迷いと焦りを解決する」をコンセプトに、主に施工管理の転職について発信しています。

目次

なぜ施工管理は激務と言われるのか?

10年務めた中で、施工管理が最も激務だと思う理由を3つ紹介します。

労働時間の長さ

施工管理は一般的に比べて、労働時間が長いです。

日中は現場の管理、工期や急なトラブル、品質維持に向けた調整が多く、思うように机上業務ができません。

たとえば、職人とのミーティングや、現場の安全確認などの現場サイドのタスクは多く、それが時間を取る主な要因です。

結果、机上業務に当てられる時間が無く、残業となり労働時間が長くなります。

施工管理の平均残業時間

平均残業時間
施工管理と全職種の平均残業時間の比較

施工管理と全職種で約4倍もの差があります。

ちなみに、私が施工管理として働いているときの平均残業時間は50.3時間/月でした。

現場での人間関係と心の負担

施工管理は多くの関係者とコミュニケーションを取る仕事です。

そのため、人間関係のトラブルがストレスとなり、激務に拍車をかけることがあります。

協力会社、発注者との調整が日常茶飯事であり、その関係性の構築と維持には精神的な負担が伴います。

いちはら

人間関係のトラブルは長く付きまとう物が多く、一度起きると、かなりのストレスを感じてしまいます。

ピーク時の仕事のプレッシャー

繁忙期には多くの工事が重なるため、プレッシャーが非常に高まります。

この状況は施工管理業界では、ごく普通で、計画通りに作業を進めるためには、細部にわたる調整と綿密なスケジュール管理が必要です。

ただし、膨大な量の管理がうまくできず、自らを気持ち的に追い込んでプレッシャーとなる事が多いです。

いちはら

メンタル的に追い込まれて、うつ病やノイローゼなど病気になったり、辞めていく人がたくさんいるのはこれも一つの原因です。

元施工管理者が明かす激務の実体験

健康への影響について

長時間労働が続くと、健康に悪影響を及ぼすケースが多くあります。

慢性的な疲れやストレス心身の健康を蝕み、生産性にも影響を及ぼします。

これらからくる体への負担の大きさが激務と言われる理由の一つでもあります。

いちはら

実際に私もストレスから体調を崩し、まる1ヶ月休んだ経験も…。

圧倒的人手不足による個々への負担

人手不足による一人ひとりへの負担が多いです。

ただでさえ多い業務量が、個々に割り振られて一人ひとりへの負担が増えています。

あくまでも企業により、変わる部分ではありますが、業務量が少ない施工管理は聞いたことがありません。

一般的に若手でやれる仕事でも自分でやらなければならない状況が、日々のタスクを増やす原因でもあります。

いちはら

これやっておいて!と言える人も少なく、やるしかないか…。と言い聞かせて必死に捌いていました。

他の施工管理者がどうストレスを乗り越えているか

施工管理業界で働いている多くの人々は、人間関係でのストレスが避けられないと指摘しています。

しかし、このようなストレスに対処する方法も存在し、多くはコミュニケーションスキルの向上や、ストレスマネジメントの習得によって改善されています。

いちはら

とくに大切なのが職人とのコミュニケーション!味方につけると現場でのストレスはグッと削減できます!

激務からの脱却: 改善策とテクニック

効率的なタスク管理で業務を軽減

業務を効率よく進めるためには、タスク管理のスキルが必須です。

自分に課せられた業務がどれだけあって、何から優先度が高いかをリストアップすると、効率よく業務を進めることができます。

しかし、中には本当にやる必要ある?と思う業務も出てくるはず。

そういう仕事は思い切ってやらないのも、生産性を上げる一つのコツです。

いちはら

仕事が遅い人に多い傾向で、無駄なタスクに時間をかける人は、割り切ってやらないのも手ですよ。

ストレスを和らげるメンタルケア方法

ストレスを和らげるためには、仕事以外の時間でのリラクゼーションが重要です。

  • 定期的に運動を行う
  • お酒が好きなら飲みに行く
  • 自分の趣味を見つけ没頭する
  • 恋人や家族との時間を大切にする

など、有効な手段は人それぞれですが、とにかくストレスを和らげないと、積み重なる速度が異常なので、結果体調を崩してしまう羽目になります。

激務を超えた先にあるキャリアの進路

転職や独立を考える前に知っておくべきこと

転職や独立は施工管理者にとって一つの選択肢であり、特に激務に悩んでいる場合には魅力的に思えます。

しかし、その前に自分が何を得たいのか、また何を犠牲にできるのかをしっかりと考える必要があります。

考えをしっかりと固めた上で、次の行動へ進むことをオススメします。

いちはら

闇雲に行動して、施工管理の激務よりも更に激務になってしまった同僚も居ました。

専門スキルの向上でキャリアを安定させる

専門スキルを高めることで、自分の市場価値を上げられます。

設計ソフトウェアのスキル向上や、プロジェクトマネジメントの資格を取るなど、専門スキルの向上はキャリア安定につながります。

とはいえ、私は施工管理から発注者へキャリアアップしましたが、特別な資格を持っていたわけではなく、単純に経験を買われたと言われました。

つまり、資格取得は絶対ではなく、あくまでも選択肢の幅を広げるという面では有効です。

いちはら

日頃の経験をすごく見せるのも一つのスキルってわけです。

施工管理者が選ぶ働きやすい企業とは

ワークライフバランスが取れる企業は?

ワークライフバランスが重視される企業では、オフィス環境や福利厚生が充実しています。

具体的に情報収集をするのであれば、私が実際に行った方法を参考にしてください。

  • 企業HPを閲覧して情報を得る
  • やめた先輩や同僚から実際に話を聞く
  • 転職サイトやエージェントから情報を得る

特に実体験を聞くことと、転職エージェントを介して情報を得ることは信頼性が高く、リアルな声を聞くことができるので有効です。

働きやすい環境とは具体的に何か

働きやすい環境とは以下の通りです。

  • プロとしての成長機会がある
  • 人間関係が良好で自由度が高い
  • 経験やスキルに応じた適切な報酬

など、これらを総合的に考慮して企業選びをすることが、働きやすい環境を見つけるコツです。

施工管理から転職するポイント

施工管理から転職するポイント

施工管理から転職をするのであれば、求人の紹介~入社まで手厚くサポートをしてくれる、転職エージェントの利用をオススメします。

私も数社利用し、エージェントのサポートにて転職したことで発注者に転職でき、ストレスから解放され、残業時間も15時間以内に収まるようになり、給料も2倍にアップしました。

おすすめエージェント

筆者が使用してよかったおすすめエージェントを紹介します。

転職エージェントは相性が大切になります。複数のサービスの登録をし、色んなエージェントとやり取りをして自分に合ったエージェントを見つける事が大切です。

リクルートエージェント★転職支援実績No.1

・非公開求人が多数掲載
・各業界に精通したキャリアアドバイザーによるサポート
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おすすめ転職サービス4選

まとめ:施工管理の激務、そのリアルと解決策

施工管理が激務である理由は多岐にわたりますが、主な要因としては下記の通り。

これらの問題に対処するためには、効率的なタスク管理やメンタルケアが必要不可欠です。

また人手不足による個々への負担も無視できません。

自分自身の健康とキャリアを守るためにも、これらの問題に真剣に取り組んで、具体的な改善策やテクニックを学び日々の業務に活かしていくことで、激務からの脱却と更なるキャリアアップが可能です。

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