
【2026年版】イチケンの平均年収は805万円|役職・年齢別の給与・初任給・ボーナス制度を解説

イチケンは、商業施設建設を主軸とする中堅ゼネコンで、2024年度の平均年収は805万円です。建設業界の平均を大きく上回る水準にあり、施工管理職を中心に充実した諸手当・等級制度が整っている点が特徴としてあげられます。
この記事の要約
- 2024年度の平均年収は805万円
- 過去5年間の平均年収は764万円
- 手取り目安は約565万円
- 年収推移は2013年度646万円〜2024年度805万円
- 前年度の795万円よりも+1.3%増加
この記事では、公式サイトのデータや口コミ、独自調査による情報をもとに、年収や関連する待遇・制度について解説していきます。
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目次
イチケンの平均年収は805万円

| 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|
| 805万円 手取り約565万円/年 手取り約47万円/月 | 44.1歳 |
イチケンの2024年度の平均年収は805万円で、前年度から10万円増加しています。有価証券報告書によると2013年度の646万円から10年以上にわたって緩やかな上昇基調が続いており、中堅ゼネコンとして高い水準を維持しています。
等級制度による「1等級昇格で年収+100万円」に注目!
口コミによると、イチケンには明確な等級制度が設けられており、1等級上がるごとに年収が約100万円上昇する仕組みが機能しています。資格取得手当も充実しており、一級建築士で月2万円など複数の資格で重複適用が可能です。
年収構成(基本給+残業代+賞与年2回)
イチケンの年収構成について、基本給・残業代・賞与・諸手当の4つから成り立っています。
| 年収構成 | 30歳の例 | 40歳の例 |
|---|---|---|
| 年収 | 約580万円 | 約730万円 |
| 基本給 | 約420万円 | 約510万円 |
| 残業代 | 約60万円 | 約80万円 |
| 賞与 | 約80万円 | 約110万円 |
| その他手当 | 約20万円 | 約30万円 |
賞与は年2回(7月・12月)の定期賞与に加え、業績によっては特別賞与が支給される場合もあります。施工管理職には現場手当や技術職手当が加算されるため、職種によって総支給額に差が生じます。
また、単身赴任手当や帰省旅費も給与に計上される仕組みのため、転勤のある社員ほど総支給額が高くなる傾向があります。等級制度を通じたキャリアアップが、収入増加の主な手段となっています。
年度別の平均年収の推移について
イチケンの年度別平均年収は、2015年度の一時的な落ち込みを経て2016年度以降は概ね上昇トレンドが続いています。

| 年度 | 平均年間給与 | 平均年齢 |
| 2024年度 | 約805万円 | 44.1歳 |
|---|---|---|
| 2023年度 | 約795万円 | 43.8歳 |
| 2022年度 | 約767万円 | 43.7歳 |
| 2021年度 | 約738万円 | 43.7歳 |
| 2020年度 | 約716万円 | 43.6歳 |
| 2019年度 | 約700万円 | 42.9歳 |
| 2018年度 | 約713万円 | 42.8歳 |
| 2017年度 | 約734万円 | 42.7歳 |
| 2016年度 | 約712万円 | 42.4歳 |
| 2015年度 | 約673万円 | 42.1歳 |
2019年度・2020年度は一時的に前年を下回りましたが、2021年度以降は毎年増加傾向が続いています。2024年度は805万円となり、2015年度(673万円)比で約130万円の上昇を達成しています。
とくに2022年度以降の上昇ペースは加速しており、建設市場の活況と業績改善が給与水準を押し上げている様子がうかがえます。直近では年平均10〜28万円前後のペースで増加しており、長期就業でのメリットが大きい企業といえるでしょう。
イチケンの平均年収(役職・年齢別)
イチケンの平均年収を、役職や年齢別にさらに詳しく見ていきましょう。

# 役職別年収
課長は900万円・部長は1,050万円
イチケンでは、等級制度によって役職ごとに年収の差がつき、管理職以上で1,000万円超えも視野に入ります。
| 役職 | 年収目安 | 手取り目安 |
|---|---|---|
| 主任 | 750〜850万円 | 530〜600万円前後 |
| 係長 | 800〜900万円 | 560〜630万円前後 |
| 課長 | 900〜1,000万円 | 620〜690万円前後 |
| 部長 | 1,000〜1,100万円 | 685〜750万円前後 |
実際の社員の口コミ
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口コミによると、昇格は概ね5年単位で進み、管理職登用のタイミングで個人差が生じやすい構造です。実務能力よりも対人関係や現場でのトラブル回避が評価に影響するとの声もあります。
一方で、等級が上がるごとに年収が明確に上昇する仕組みがあるため、キャリアの見通しが立てやすいという点は魅力といえるでしょう。
# 年齢別年収
30歳で約580万円・40歳で約730万円
イチケンの年齢別年収は、20代で同世代平均を大きく上回る水準からスタートし、年功制と等級制の組み合わせで着実に伸びていきます。
| 年齢 | 推定年収 | 推定範囲 |
| 25歳 | 約490万円 | 450〜550万円 |
|---|---|---|
| 30歳 | 約580万円 | 530〜650万円 |
| 40歳 | 約730万円 | 680〜820万円 |
実際の社員の口コミ
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口コミでは、20代のうちから同世代と比較して高い給与水準にあるとの声が多く見られます。とくに住宅手当が年60万円程度支給されるケースもあり、額面以上の実質的な恩恵が得られる環境です。
一方で、残業代の申請には上限が設けられているとの指摘もあるため、実労働時間と申請可能残業代の乖離については入社前に確認しておくことが望ましいでしょう。
# 初任給・新卒1年目の年収
大卒30.8万円・院卒31.2万円(2025年)
イチケンの初任給は、勤務地・職種・学歴によって異なり、東京・施工管理職で大卒30.8万円と業界水準を大きく上回っています。
| 入社年度 | 学歴 | 初任給 | 推定年収 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 大学院卒 | 31.2万円 | 約430〜480万円 |
| 大学卒 | 30.8万円 | 約420〜470万円 | |
| 高専卒 | 30.4万円 | 約410〜460万円 | |
| 2024年度 | 大学院卒 | 23.1万円前後 | 約350〜400万円 |
| 大学卒 | 21.8万円前後 | 約330〜380万円 | |
| 高専卒 | 21.4万円前後 | 約320〜370万円 | |
| 2023年度 | 大学院卒 | 23.1万円前後 | 約350〜400万円 |
| 大学卒 | 21.8万円前後 | 約330〜380万円 | |
| 高専卒 | 21.4万円前後 | 約320〜370万円 |
実際の社員の口コミ
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2025年度の初任給は公式の採用情報に基づく数値です。2023・2024年度については複数の転職サイトで調べてみたところ、大卒(東京)で21.8万円前後の情報が確認できています。
2025年度に初任給が大幅に引き上げられた背景には、建設業界全体での採用競争の激化と処遇改善の流れがあります。新卒入社後は住宅手当や技術職手当が加算されるため、額面以上の実質的な受取額が期待できるでしょう。
イチケンへ転職した場合の年収はどう決まる?
中途採用の場合、これまでの経験・資格・担当した案件規模などを総合的に評価したうえで提示額が決定されます。

| 採用時の想定年次・役職 | 転職後の年収例 | 手取り目安(年・月) |
| 第二新卒・若手 (経験5年未満) | 450万〜560万円 | 年:320万〜400万円 月:27万〜33万円 |
|---|---|---|
| 中堅・リーダー候補 (主任相当) | 600万〜750万円 | 年:425万〜530万円 月:35万〜44万円 |
| 専門職・マネジメント層 (管理職相当) | 800万〜1,000万円 | 年:560万〜690万円 月:47万〜58万円 |
複数の転職サイトで確認できる求人情報によると、建築施工管理職の想定年収は530〜790万円、意匠設計職では680〜850万円となっています。
イチケンへの転職では、前職の年収や保有資格(とくに一級建築士・一級建築施工管理技士など)が提示額に大きく影響するとみられます。また、採用時に入社後の等級を確認しておくことが、入社後の年収設計において重要なポイントです。
大手ゼネコン競合他社との年収比較
イチケンの年収を競合他社と比較してみると、同規模の中堅ゼネコンと概ね同水準にあることがわかります。
| 企業 | 平均年収 |
|---|---|
| イチケン | 約805万円(44.1歳) |
| 東洋建設 | 約838万円(43.1歳) |
| 錢高組 | 約825万円(39.7歳) |
| 東急建設 | 約838万円(参考値) |
| 大豊建設 | 約765万円(参考値) |
イチケンの平均年収805万円は、中堅ゼネコンの中では東洋建設・錢高組・東急建設とほぼ拮抗する水準です。ただし、平均年齢の違いに注意が必要で、錢高組は39.7歳とイチケンより4歳以上若い平均年齢で825万円を記録しており、年齢補正で見るとイチケンのほうが相対的に給与水準が高い可能性もあります。
イチケンで年収を上げる3つのステップ
イチケンで年収を上げるには、等級制度・資格取得・職種選択の3点を意識した戦略的なキャリア形成が効果的です。

イチケンの等級制度では1等級の昇格で年収が約100万円上昇すると口コミでも確認されており、昇格管理は収入向上への最も直接的な手段です。
さらに、資格手当は5分類ごとに重複適用が可能なため、複数資格の取得によって月7〜8万円の加算も十分に見込めます。基本給の底上げと手当の積み上げを並行して進めることが、長期的な年収増加につながるでしょう。
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イチケンのボーナス(賞与)・評価制度・福利厚生
イチケンは、年2回の定期賞与に加えて特別賞与制度も設けており、業績次第では追加の報酬が期待できる待遇です。
| 賞与・ボーナス | 平均約88万円(推定) 年2回(7月、12月)+特別賞与(業績連動) |
|---|---|
| 賞与・ボーナス率 | 年収比 約11% |
| 福利厚生 | 財形貯蓄制度 / 社員持株会制度 / 社宅制度 / 退職金制度 / 確定拠出年金 / 資格取得制度 / 人間ドック補助金 / 結婚・出産祝い金 / インフルエンザ予防接種補助金、ほか |
| 評価制度 | 自己評価+直属上司評価による等級制度 年1回(4月)昇給 |
評価制度に関する口コミの例
- 評価制度は自己評価と直属の上司からの評価がある
- 個々の実務能力が適切に評価されてるとは言えない
- 普通に働いていれば年功序列であがるが、一度駄目だと判断されると出生できない
- 上に気に入られることが前提で最終的には嫌われない・言うことを聞くことが大事
- 部下の評価を雑談のネタにするくらい共有しているため、失敗や気に入られないと他の上司の評価にも直結する
評価制度については、年功序列的な要素が強く、大きく飛び抜けた昇格や降格が起きにくい安定した体制といえます。一方で、上司との関係性が評価に影響しやすいとの声も複数見られます。
福利厚生面では社宅制度・確定拠出年金・資格取得支援など多岐にわたる制度が整備されており、長期勤続を前提に設計された待遇といえるでしょう。
イチケンの年収に関するよくある質問
イチケンの年収に関してよくある疑問や質問について解説していきます。
- イチケンの年収は建設業界内でどのくらいの水準?
- 中途採用と新卒採用では、入社後の年収水準に差がある?
- 新卒で入社した場合、何年で年収800万円に届く?
- 職種(事務・技術・技能)による年収格差はある?
- 年収アップで手取りが思ったより増えないのはなぜ?
- 競合他社と平均年収を比較する際の注意点は?
- 転職時の年収交渉で提示額を上げるポイントは?
- 残業削減で年収が下がるリスクへの対策はできる?
1. イチケンの年収は建設業界内でどのくらいの水準?
有価証券報告書に基づくイチケンの平均年収は805万円で、中堅ゼネコンとしては上位の水準にあります。
建設業全体の平均年収が544万円程度(厚生労働省)であることを踏まえると、イチケンの給与水準は業界平均を約260万円上回っており、中堅ゼネコンとして十分に競争力のある待遇といえます。
2. 中途採用と新卒採用では、入社後の年収水準に差がある?
新卒入社は等級の最下位から積み上げるため、入社直後は中途採用より低くなるのが一般的です。
一方、中途採用は前職の経験・保有資格・担当案件の規模をもとに等級が設定されるため、即戦力として評価されれば新卒数年目相当の水準からスタートできる可能性があります。資格取得手当が重複適用される仕組みもあるため、転職時に資格の有無を明示しておくことが提示額を上げるうえで有効といえるでしょう。
3. 新卒で入社した場合、何年で年収800万円に届く?
口コミでは「31歳の主任なりたてで年収800万円近く」という事例も確認されており、新卒入社から約8〜10年での到達が一つの目安といえます。
ただし昇格のタイミングや保有資格数によって個人差が大きく、あくまで参考値として捉えてください。資格手当の重複適用を活用すれば、到達時期を早められる可能性もあります。
4. 職種(事務・技術・技能)による年収格差はある?
職種ごとに賃金体系や年収の「伸び方」が異なります。
事務・技術系は昇進試験の結果が年収を左右し、基幹職への登用で1,000万円を超えていくのが一般的です。一方、技能系は現場での熟練度や残業、交代勤務手当が年収の柱となります。
5. 年収アップで手取りが思ったより増えないのはなぜ?
累進課税による所得税率の上昇と、社会保険料の負担増が主な原因です。
額面が100万円増えても、実際の手取り増は6〜7割程度に留まるのが一般的です。そのため、額面だけでなく、税負担の影響を受けにくい「福利厚生」がいかに充実しているかが、実質的な豊かさを左右します。
6. 競合他社と平均年収を比較する際の注意点は?
平均年齢や職種構成の違いに注目することが不可欠です。
平均年収は若手が多い企業ほど低く見えますが、実際には昇給率が高い場合もあります。表面的な順位だけで判断せず、自分の年齢に近い「モデル年収」や住宅手当の有無、賞与の業績連動幅を確認し、手取りベースの「総報酬」で比較検討することが重要です。
7. 転職時の年収交渉で提示額を上げるポイントは?
自身のスキルが転職先の利益にどう直結するかを、数値で示すことが最も効果的です。
また、前職の賞与や手当を含めた「総年収」を正確に伝え、提示額が基本給ベースなのか、残業代込みなのかを明確にしましょう。自身の市場価値を客観的に提示することが、納得感のある交渉につながります。
8. 残業削減で年収が下がるリスクへの対策はできる?
基本給の推移と、評価制度の仕組みを確認することで対策が可能です。
転職先を選ぶ際は、残業代ありきの体系ではなく、基本給が高く設定され、成果が賞与に反映される仕組みがあるかを重視して選定しましょう。
イチケンの企業概要と事業内容
| イチケンの企業概要 | |
|---|---|
| 企業名 | 株式会社イチケン |
| 設立年月 | 1930年6月 |
| 本社所在地 | 〒108-6015 東京都港区港南二丁目15番1号 品川インターシティA棟 |
| 従業員数 | 697名 |
| 資本金 | 43億2,964万6,860円 |
| 公式サイト | https://www.ichiken.co.jp/ |
主な事業内容
- 建築事業:商業施設(スーパーマーケット・量販店・複合施設など)の新築・改修工事
- 施工管理:建築施工管理・設備施工管理による品質・安全・工程管理
- 設計業務:意匠設計・BIM推進による設計から施工までの一貫対応
- 営業・積算:発注者折衝から原価管理・積算業務の提供
- 管理・支援部門:法務・経理・IT・総務などのバックオフィス機能による事業全体の支援

