
【2026年版】熊谷組の平均年収は849万円|役職・年齢別の給与・初任給・ボーナス制度を解説

熊谷組の平均年収は、849万円と建設業界の大手ゼネコンの中でも比較的高い水準です。残業代と賞与が年収の約3分の1を占め、着実に昇給する年功序列的な給与体系が特徴です。とくに、近年の初任給の大幅な引き上げや、充実した福利厚生制度は大きな魅力であり、安定したキャリアを目指す方に適した企業です。
そこで、この記事では、公式サイトのデータや口コミ、独自調査による情報をもとに、年収や関連する待遇・制度について解説していきます。
この記事の要約
- 2025年度の平均年収は約849万円
- 過去5年間の平均年収は約829万円
- 手取り目安は約644万円
- 年収推移は2016年762万円~2025年849万円
- 前年度の848万円よりも+0.1%増加
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目次
熊谷組の平均年収は849万円

| 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|
| 849万円 手取り644万円/年 手取り約42.1万円/月 | 44.0歳 |
熊谷組の平均年収は、直近の2025年度の有価証券報告書によると約849万円です。平均年齢は44.0歳で、建設業界の中でも高水準の年収を維持していることが分かります。
ただし、この平均年収はあくまで企業全体のデータであり、役職・部署・勤続年数によって差がある点には留意が必要です。
建設業界Topics:2024年から時間外労働が規制
建設業界では、「人材不足」「高齢化」「長時間労働」といった業界特有の課題を背景に、2024年4月より時間外労働の上限規制が適用されました。
これを機に、以前よりも残業代が抑制される傾向にある一方で、基本給の引き上げ(ベースアップ)で補填し、年収水準を維持・向上させることで、人材確保と健全な就業環境の両立を図る企業が増えています。
年収構成(基本給+残業代+賞与年2回)
熊谷組の年収構成は、基本給が約65%を占め、賞与と残業代がそれぞれ約19%と15%を占める構造です。
| 年収構成 | 30歳の例 | 40歳の例 |
|---|---|---|
| 年収 | 537万円 | 589万円 |
| 基本給 | 348万円 | 384万円 |
| 残業代 | 84万円 | 84万円 |
| 賞与 | 102万円 | 112万円 |
| その他手当 | 5万円 | 9万円 |
熊谷組の年収構成を見ると、基本給が安定した収入の柱となっている一方で、賞与と残業代が年収に大きく寄与していることが分かります。
上記のモデルケースでは、30歳で月7万円、40歳でも月7万円の残業代が年収に含まれており、年間で84万円に相当します。ただし、残業代は「みなし」ではなく残業時間に応じて支給されるため、部署によって変動する可能性がある点に注意が必要です。
年度別の平均年収の推移について
熊谷組の年度別平均年収は、過去10年間で上昇傾向にあります。
| 年度 | 平均年間給与 | 平均年齢 |
| 2025年度 | 約849万円 | 44.0歳 |
|---|---|---|
| 2024年度 | 約848万円 | 44.1歳 |
| 2023年度 | 約846万円 | 44.0歳 |
| 2022年度 | 約840万円 | 44.1歳 |
| 2021年度 | 約802万円 | 44.3歳 |
| 2020年度 | 約804万円 | 44.5歳 |
| 2019年度 | 約783万円 | 44.8歳 |
| 2018年度 | 約793万円 | 45.2歳 |
| 2017年度 | 約753万円 | 45.2歳 |
| 2016年度 | 約762万円 | 45.4歳 |
熊谷組の平均年間給与は、2016年度から2025年度まで約87万円も上昇しています。とくに、2021年度に800万円台に突入してからは、ほぼ横ばいまたは微増で推移しており、高い水準で安定しています。
労働環境改善に伴う若手社員のベースアップへの取り組みなどが影響している可能性があり、比較的年齢層の高い会社でありながらも、若手の人材確保や定着にも力を入れていることが予想できます。
熊谷組の平均年収(役職・年齢別)
熊谷組の平均年収は、役職が上がるにつれて大幅に上昇し、年齢に伴う年功序列的な昇給も特徴の一つです。
平均年収(役職・年齢別)について
- 役職別年収
課長は950万円以上・部長は1,200万円以上 - 年齢別年収
30歳で537万円・40歳で589万円 - 初任給(新卒1年目の年収)
大卒28万円、院卒30万円(2025年)
# 役職別年収
課長は950万円以上・部長は1,200万円以上
熊谷組では、役職が上がるにつれて年収も大きくアップする傾向があります。
| 役職 | 年収目安 | 手取り目安 |
|---|---|---|
| 主任 | 550万円 〜 700万円 | 440万円 〜 540万円 |
| 係長 | 700万円 〜 950万円 | 540万円 〜 710万円 |
| 課長 | 950万円 〜 1,200万円 | 710万円 〜 880万円 |
| 部長 | 1,200万円以上 | 880万円以上 |
実際の社員の口コミ
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給与は、基本給は同業界に比べ低いと思う。残業代が、みなし残業代ではなく、残業時間により支給されるので、みんな残業代で給与が高くなっている印象。役職につくと、役職手当が支給され、管理職は残業代が固定になり、みなしとなる。
引用元:openwork
年功序列制度なので、若手や中堅が成果を上げたとしても、処遇に直結はしませんし、年齢が上がるまではポジションに着けません。逆に年齢が上がると成果が上がらなかったとしても、順当に給料は上がっていきます。若手が不満に思う原因かもしれません。
引用元:openwork
昇給はよっぽどのことがない限り年功序列で上にあがれます。そのため、会社には部長がたくさんいます。
引用元:openwork
熊谷組の役職別の年収水準は、他社と比較しても高めに設定されており、昇進意欲の高い社員にとって大きなモチベーションとなります。係長クラスへ昇進すれば、950万円までを目指すことも可能です。
ただし、昇給や昇進は年功序列的な側面が強く、若手のうちは成果が給与に直結しにくいと感じる社員もいるようです。また、管理職に昇進すると残業代が固定額となる場合があり、一時的に給与の上昇幅が緩やかになる可能性も考えられます。
技術職のキャリア形成においては、資格取得は必須です。「一級建築士」や「1級建築施工管理技士」などの国家資格は昇進・昇給の前提条件となっており、取得の有無が評価に関わってきます。
# 年齢別年収
30歳で537万円・40歳で589万円
熊谷組の年齢別年収は、高い水準で推移しており、年齢とともに着実に昇給していきます。
| 年齢 | 推定年収 | 推定範囲 |
| 25歳 | 475万円 | 321〜701万円 |
|---|---|---|
| 30歳 | 537万円 | 363〜794万円 |
| 35歳 | 576万円 | 390〜852万円 |
| 40歳 | 589万円 | 398〜870万円 |
実際の社員の口コミ
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熊谷組の推定年収は、年齢が上がるにつれて確実に上昇する傾向が見られます。一方で、口コミにもあるように、若いうちは昇給幅が小さく年功序列の傾向が強いという不満を持つ社員もいるようです。
しかし、若手社員の処遇改善やベースアップに積極的に取り組んでおり、今後の給与体系の変化が期待されるのも事実です。なお、推定年収には残業代が含まれている可能性があるため、実際の給与は個人の働き方によって変動する点は留意しておきましょう。
個人の年収は、職種により差が出る点も特徴です。現場勤務の施工管理職は、現場手当や休日出勤手当の加算により年収が跳ね上がりやすい一方、内勤の設計や事務職は手当が少なく、現場職ほど伸びない傾向にある点に注意が必要です。
# 初任給・新卒1年目の年収
大卒28万円・院卒30万円(2025年)
熊谷組の初任給は、2023年度から2024年度にかけて大きく引き上げられています。
| 入社年度 | 学歴 | 初任給 | 推定年収 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 大学院卒 | 30万円 | 約480万円 |
| 大学卒 | 28万円 | 約450万円 | |
| 2024年度 | 大学院卒 | 30万円 | 約480万円 |
| 大学卒 | 28万円 | 約450万円 | |
| 2023年度 | 大学院卒 | 29万円 | 約460万円 |
| 大学卒 | 27万円 | 約430万円 |
実際の社員の口コミ
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熊谷組の初任給は、2022年度から2024年度にかけて、初任給の大幅な引き上げを実施しており、若手の処遇を改善しようとする姿勢がうかがえます。
ただし、口コミでは同業他社と比較して「若干低めに設定されている」という意見もあり、評判はさまざまです。それでも、近年の初任給の上昇傾向は明確なため、これから入社する新卒にとっては魅力的な待遇です。
スーパーゼネコン競合他社との年収比較
熊谷組の年収を競合他社と比較してみると、準大手ゼネコンとしては高待遇な部類に入ると言えます。
| 企業 | 平均年収 |
|---|---|
| 鹿島建設 | 約1,184万円(41.9歳) |
| 清水建設 | 約1,011万円(42.4歳) |
| 竹中工務店 | 約1,032万円(43.1歳) |
| 大林組 | 約1,140万円(44.0歳) |
| 熊谷組 | 約849万円(44.0歳) |
熊谷組の平均年収をスーパーゼネコンと比較すると、鹿島建設や大林組といった他社よりは低い水準にあります。
しかし、熊谷組も準大手ゼネコンの中では高い水準を維持しており、日本の平均年収と比較すれば非常に高額な部類に入ります。なお、若手のうちは残業時間や手当によってスーパーゼネコンとの差がつきにくい可能性もあります。
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| RSG建設転職 建築業界全般に強い 年収600万円を目指せる |
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熊谷組のボーナス(賞与)・評価制度・福利厚生
熊谷組は、賞与が年2回支給され、業界トップクラスの充実した福利厚生制度が整備されています。
| 賞与・ボーナス | 約161万円 年2回(7月、12月) |
|---|---|
| 賞与・ボーナス率 | 約19% |
| 福利厚生 | テレワーク制度 / 育児・介護休業 / 社宅・独身寮 / 互助会 / 健康推進室 / GLTD制度 / 財産形成貯蓄 / 持株会 / WELBOX / 貸付制度、ほか |
| 評価制度 | 上司面談による評価(年功序列型) |
評価制度に関する口コミの例
- 年に一度の評価は5段階評価で直属との上司との面談にて決定される
- 「3」以外の評価をする場合は上司が理由書を書かないといけないらしく基本は「3」
- 頑張っていても頑張っていなくても普通評価となる傾向がある
- 評価制度はモチベーション上昇にはつながらないどころか寧ろ下る
- 評価制度あまり機能しているとは言えず年功序列制で若手にはやや不満が残る
熊谷組の福利厚生については、育児・介護関連の休暇・短時間勤務制度や、社員の健康を支える健康推進室、財産形成を支援する持株会制度や財産形成貯蓄制度、さらにWELBOXなどの福利厚生連携サービスまで幅広く用意されています。
一方で、評価制度に関しては年功序列的であるという意見が多く見られます。年に一度の評価面談はありますが、特別な理由がない限り普通評価がつきやすく、頑張りが反映されにくいと感じる社員もいるようです。
熊谷組の企業概要と事業内容
| 熊谷組の企業概要 | |
|---|---|
| 企業名 | 株式会社熊谷組 |
| 設立年月 | 1938年1月 |
| 本社所在地 | 東京都新宿区津久戸町2番1号 |
| 従業員数 | 2,709名 |
| 資本金 | 301億円 |
| 公式サイト | https://www.kumagaigumi.co.jp/ |
主な事業内容
- 土木事業:ダム、トンネル、高速道路、橋梁などの社会インフラ構築
- 建築事業:オフィスビル、マンション、商業施設、医療・福祉施設などの設計・施工
- 海外事業:東南アジアやアフリカなどを中心とした建設プロジェクトの推進
- 新規事業・その他:再生可能エネルギー、不動産開発、原子力関連施設などの技術開発と事業展開

