施工管理から転職はしやすい？｜進め方と注意点を元施工管理が解説

「施工管理からの転職はしやすい？」「施工管理は他に転職できない？」と気になる方も多いかと思います。

実際、筆者も10年の経験を経て、同じ思いを抱えながら転職したのでお気持ちはわかります。

本記事では、元施工管理の筆者の転職経験も加味して、転職の具体的方法や注意点について解説していきます。

施工管理が転職しやすい理由

筆者の経験も踏まえ、施工管理が転職しやすい理由については以下の通りです。

施工管理が転職しやすい理由①
売り手市場である

施工管理は売り手市場であり、転職しやすい職種ではあります。

しかし、建設業界は慢性的な人手不足であるが故に、施工管理の需要が非常に高いからであって、どの企業も欲しているのが最も大きな理由です。

また、どの転職サイトにおいても施工管理の求人数は多く、質の低い求人も出回っていることは否めません。

いくら売り手市場であるとはいえ、自らが企業調査を怠ってしまうと後悔する結果となる可能性もあるので注意しましょう。

施工管理が転職しやすい理由②
管理スキルが他でも活かせる

施工管理で培った管理スキルは高く評価されやすいです。いわゆる4大管理と呼ばれる管理を常に行う必要があり、他所でも有効な管理スキルは勝手に身についていきます。

※4大管理：工程管理、原価管理、安全管理、品質管理

これらは一例にすぎませんが、4大管理で得られる管理スキルはどの現場でも求められるスキルとなるため、転職の際に強い武器となります。

ただし、自身の管理によって生み出した功績を具体的に伝えられなければ、宝の持ち腐れとなってしまうので、転職においては、何度も思い返し伝える力も身に着ける必要があります。

施工管理が転職しやすい理由③
資格や経験が評価されやすい

施工管理の仕事をする上で取得する資格は他企業でも高く評価されます。特に「施工管理技士」の資格を持っていると、企業の食いつき具合は大きく変わります。

ですが、施工管理技士だけが全てではなく、他にも評価されるポイントはあるので安心して下さい。

資格だけではなく、あなたがどれだけの苦労した経験があって、どう乗り切ったか？の方が、これまで何社も面接を受けた筆者の経験上、大切であると言えます。

施工管理が転職しやすい理由④
他業種でも活躍できるポテンシャルはある

施工管理のスキルは他業種でも活躍できるポテンシャルは十分持っていますが、全くの異業種への転職はリスキーであると言えます。

なぜなら、給与水準は現状をキープ、もしくは少し上を目指しつつ、労働環境はガラッと変えたい転職希望者が多いので、例えば、いきなりIT業界へ未経験で飛び込むなんてことは、正直難しいです。

私自身、未経験でIT業界へ踏み入れようと試みたことが何度かありますが、ほとんどが撃沈で、当時のエージェントからは「年収200～300万は下がりますけど大丈夫ですか？」と言われた苦い経験もあります。

転職活動の進め方

ここからは転職活動の進め方について解説していきます。自身が満足いく結果を得るためにも、以下のステップを重視して転職活動を進めましょう。

転職活動の進め方①
自己分析と情報収集を行う

自己分析や情報収集は転職活動を始める上で、まず初めに行うべき重要事項です。

目的として、過去の経験を棚卸しすることで、「強みや得意分野」「自身の弱み」を洗い出し、キャリアの方向性を明確にするためです。

自己分析を事前にしっかり行うことで自分軸が明確になり、情報収集をするヒントを得られ、書類作成時においても、スムーズに進めやすくなります。

気になる業界や企業リサーチも並行して進めよう

自己分析と同時に転職サイトに登録だけはしておき、公開求人を眺めつつ、気になる企業があればピックアップしてまとめておきましょう。

それと同時に「企業の公式HP」だけでなく、企業情報を網羅した記事や口コミ、社員インタビューなどを見て、誰よりもその企業に詳しい状態を作っておくことが大切です。

特に面接時においては、HPに書かれている内容だけを網羅した薄い話だけでは相手には全然響かないので、徹底的に調べ尽くしておきましょう。

転職活動の進め方②
履歴書と職務経歴書を準備する

気になる企業へ応募するためには履歴書と職務経歴書が必要になります。共通するポイントについは以下の通りです。

共に言えることは限られたスペースで、自らのアピールポイントを整理し簡潔に書かなければなりません。また、応募したい企業の目線に立って、自分がどのような強みやスキルあるか考えることも重要です。

エージェントや家族友人など第三者にチェックしてもらい、意見を貰うことも効果的なのでオススメです。

転職活動の進め方③
転職エージェントを活用する

転職活動をするのであれば、転職エージェントの利用をオススメします。

転職活動は多くの時間と労力を費やすため、エージェントによるサポートを受けつつ、好条件企業への応募は逃さないようにしましょう。

• 強みやスキルを引きだしてくれる
• 希望条件に沿った求人情報の提供
• 履歴書や職務経歴書の確認、添削
• 面接対策や改善点の提供
• 企業との面接日程調整や条件交渉

これらの項目を働きつつ全て自分自身のみで捌いていくのは、非効率なので、任せられるところは任せて、企業リサーチや面接対策に徹する方が賢明です。

転職活動の進め方④
徹底的に面接対策を行う

書類選考を通過すれば待ち受けるのは「面接」です。内定獲得に向けて徹底した面接対策を以下のポイントに沿って行いましょう。

• 企業の面接傾向をリサーチする
• 自分の強みは経験を的確にアピールする練習
• 自身が入社してからの貢献は何ができるか

転職希望者は面接対策が中途半端なまま、本番の面接を受ける人が多く、予想外の質問や鋭い質問に上手く受け答えができず、良い印象を残すことができない結果に陥りがちです。

あなたの人生を左右する転職は「書類と面接」で全てが決まるわけなので、家族や友人、転職エージェントに協力してもらい対策することをオススメします。

施工管理におすすめの転職エージェント

施工管理の転職において、面接が不安である、履歴書や職務経歴書がうまく書けないなど不安要素が勝る場合は、転職エージェントの活用をおすすめします。

↓タップすれば詳細が表示されます。

1位.建築転職

建築転職の特徴

• 建築業界転職に特化
• エージェントの専門性、提案力が高い
• 建設業で働く人が選ぶ転職エージェントNo.1

建築転職は建設業界で働く人への調査で3冠を獲得しており、建築業界に特化した転職エージェントです。

業界に精通した専門性の高い担当者が在籍しており、求職者の希望に沿った求人紹介をしてくれます。公開求人件に加え、東証上場企業の非公開求人なども取り扱っています。

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建築転職の基本情報
タイプ	転職エージェント（建築業界専門）
求人件数	12,266件+非公開求人（約14,500件） 施工管理の求人はこちら
主な職種	施工管理（建築、設備、電気）施工図・設計、工務・積算、CADオペレーター、営業、その他
対応地域	全国＋海外
利用料金	無料
運営会社	株式会社トップリフォーム
有料職業紹介 事業許可番号	13-ユ-313467
公式サイト	https://kenten.jp/

※2024年11月現在

関連記事｜建築転職の評判/口コミは悪い？建設業界に強い？元施工管理が解説

2位.建職バンク

建職バンクは累計利用者数266万人を誇る、建設業界特化の転職エージェントです。

業界に精通した専門性の高い担当者が在籍しており、求職者の希望に沿った求人紹介をしてくれます。公開求人約11,000件に加え、非公開求人も多く取扱い、面談から内定までの平均日数が26日とスピード感を求める方には特にオススメです。

建職バンクの特徴

• 建設業界転職に特化
• 利用者数累計266万人超え
• エージェントの専門性が高い

さらに、電気系職種においてはNo.1を誇る求人数を保有しており、電気系職種をお探しの方は利用をオススメしたい1社です。

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建職バンクの基本情報
タイプ	転職エージェント（建設業界専門）
求人件数	11,357件+非公開求人
主な職種	施工管理、設備設計、設備管理、設計、職人・現場作業員、営業、ビルメンテナンス、意匠設計、その他
対応地域	全国＋海外
利用料金	無料
運営会社	株式会社アーキベース
有料職業紹介 事業許可番号	13-ユ-309051
公式サイト	https://kenshoku-bank.com/

※2024年11月現在

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3位.RSG建設転職

RSG建設転職の特徴

• 収入UP率99.4％の実績
• 建設業界出身のコンサルタントによる転職支援
• みんなのキャリアAWARD2023最優秀賞受賞

RSG建設転職は株式会社RSGが運営する建設業界に特化した転職エージェントです。

業界に精通したプロのキャリアアドバイザーが在籍しており、総合型の転職サイトよりもキャリアアップや給与アップが見込めます。

取引企業数全国1500社以上で、非公開求人は独自入手の案件もあるので、ぜひ一度、どのような求人があるのか確認してみてください。

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RSG建設転職の基本情報
タイプ	転職エージェント（建設業界専門）
求人件数	6,181件＋非公開求人
主な職種	建築施工管理、土木施工管理、電気工事施工管理、管工事施工管理、プラント施工管理、意匠設計、構造設計、設備設計、設計監理、土木設計・測量、造形設計、空間デザイン、積算、購買・調達、製図・CADオペレーター、アセットマネジメント、ビルマネジメント、コンストラクションマネジメント、仕入れ、買取再販、設備管理、プロパティマネジメント、リーシング、プロジェクトマネジメント
対応地域	全国＋海外
利用料金	無料
運営会社	株式会社RSG
認定許可番号	有料職業紹介：13-ユ-308379
公式サイト	https://施工管理求人.jp/

※2024年11月現在

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4位.セコカンNEXT

セコカンNEXTの特徴

• 施工管理に特化した転職サイト
• 業界知見が豊富なアドバイザーがサポート
• 経験者は最低40万～平均60万の給与を約束

セコカンNEXTは施工管理に特化した転職・求人サイトです。

一般的な人材紹介サービスとは違い、運営会社である株式会社ワールドコーポレーションに正社員として入社し、ここで初めて、紹介されたクライアント（取引先）へ派遣形態で就業する形となります。

主要取引先を見る（タップ）

• 鹿島建設株式会社
• 大成建設株式会社
• 清水建設株式会社
• 株式会社竹中工務店
• 株式会社大林組
• 株式会社長谷工コーポレーション
• 東急建設株式会社
• 東洋建設株式会社
• 大和ハウス工業株式会社
• 京王建設株式会社
• 大東建託株式会社
• ポラス株式会社　など

また、みんなのキャリアAWARD2023において、数ある転職支援サービスの中から、不動産・建築業界転職エージェントを使ってよかった、使ってみたいキャリアサービスにて入賞（3位）を受賞しています。

いちはら

キャリアアップに繋がるサービスとして表彰されており、満足度の高い転職サービスであることが伺えます！

＼ 8項目入力で即応募、無料登録へ／

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セコカンNEXTの基本情報
タイプ	転職サイト（建設業界専門）
求人件数	10,760件+非公開求人
主な職種	施工管理（建築・土木・設備・電気・プラント）施工管理補助、管理系事務、建設事務、CADオペレーター、BIMオペレーター、BIMモデラ―、BIMコーディネーター、BIMマネージャー、施工図、ICTアドバイザー
対応地域	全国＋海外
利用料金	無料
運営会社	株式会社ワールドコーポレーション
有料職業紹介 事業許可番号	13-ユ-304344
公式サイト	https://sekokan-next.worldcorp-jp.com/

※2024年11月現在

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5位.ベスキャリ建設（現キャリ）

ベスキャリ建設（現キャリ）の特徴

• ユーザー満足度94.2％
• 建設業界の人材派遣、人材紹介両方に特化
• 給与を貰いながら受講できるスキルアップ講座が有益

ベスキャリ建設（現キャリ）はユーザー満足度94.2%を誇る、建設・プラント業界に特化した転職エージェントです。

紹介いただいた求人に対し派遣として就業して、自分に合った働き方を取捨選択して判断でき、大手優良企業も積極的に採用を行っています。

ベスキャリ建設（現キャリ）には、業界に精通した専門性の高い担当者が在籍し、求職者の希望に沿った求人紹介をしてくれます。さらに、給与をもらいながら受講できるスキルアップ研修では、様々な分野においての研修を行っており、未経験でも経験者でも職種に合ったスキルを取得できます。

いちはら

地方在住でもオンライン受講が可能な上、業界経験豊富な講師が担当してくれるので、現場で活かせる実践的な研修を受けられます！

＼ 30秒で無料登録！6項目を入れるだけ／

ベスキャリ建設（現キャリ）に登録 

ベスキャリ建設（現キャリ）の基本情報
タイプ	転職エージェント（建築業界専門）
求人件数	14,357件+非公開求人
主な職種	建築、土木、電気、空調衛生、プラント、ゼネコン設備担当、技術職、営業・事務
主要取引先	一部・二部上場建設会社及び空調・衛生・電気設備会社及び一部・二部上場大手メーカー系プラント工事関連会社 ▸主要取引先
対応地域	全国＋海外
利用料金	無料
運営会社	株式会社コプロコンストラクション
有料職業紹介 事業許可番号	23-ユ-301317
公式サイト	https://www.g-career.net/

※2024年11月現在

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よくある質問

よくある質問①
紹介された求人は応募必須ですか？

紹介された求人に対しては、転職者自身に決定権があるため、紹介されたら絶対に応募する必要はありません。

紹介された求人から、自分が応募したいと思える求人のみ選んで応募しましょう。

よくある質問②
今すぐ転職する気が無くても大丈夫？

転職エージェントへの相談をきっかけに、今すぐ転職するべきか、自分に合った会社はどのようなところか、などについて知れるため、今すぐの転職でなくても登録だけはしておいて損はありません。

よくある質問③
利用するのにお金はかかりますか？

転職エージェントのすべての機能は無料で利用できます。

職業安定法にて、転職エージェントは求職者から手数料を徴収してはならず、企業からの報酬を基にしているため、求職者には無料で多岐にわたるサービスを提供しています。

有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。

出典：職業安定法　第三十二条の三

転職エージェントは、求職者を企業に紹介し、求職者が企業に入社する際に人材紹介料（転職者年収×30-35％程度）を報酬として受け取ります。

人材紹介料が収益となるため、求職者から手数料は必要とせず、求職者が入社後すぐに退職されると返金対象となるため、転職エージェントは求職者の支援を積極的に行っています。