
施工管理から転職しやすい?職種別に年収と注意点を解説

施工管理から別の仕事への転職は、「しやすいのは事実。ただし職種を選び間違えると年収が200〜300万円下がる」のが現場の実感です。
建設業の有効求人倍率は全職業平均の3〜4倍水準で推移しており、求人が枯れて動けないリスクは低い一方、同業・関連業界と異業種では採用基準も給与水準もまったく違います。
筆者は施工管理10年からIT業界への未経験転職で「年収200〜300万円ダウン」を突きつけられた経歴があります。本記事はその体験と厚労省・国交省の一次データを踏まえ、職種別の現実を整理する内容です。
本記事のまとめ
- 転職しやすいのは事実:
建設業は有効求人倍率が高止まりし、2024年問題(時間外労働上限規制の建設業適用)で労働環境の改善が進んだぶん、求人数も採用意欲も強い状態が続いている。 - ただし「しやすい=成功しやすい」ではない:
同業他社・設備系・デベロッパー・メーカー・CM/PMといった関連職種なら年収維持または上昇が見込めるが、IT・製造・公務員など全くの異業種は年収200〜300万円ダウンが前提になりやすい。 - 進め方は自己分析→書類→エージェント→面接の順:
書類・面接で落ちる原因は職種選びのズレとセットなので、職種の方向性を決めてから書類・面接対策を重ねる。エージェントは最低2〜3社を併用し、同業・異業種の両面で意見を聞く。
目次
施工管理が転職しやすい理由|市場データで裏付ける
施工管理が転職しやすい背景は、①建設業の慢性的な人手不足、②2024年問題以降の採用強化、③資格と実務経験が市場で標準化されているの3点に集約できます。厚労省と国交省の公開統計で裏取りした根拠を並べます。
施工管理が転職しやすい4つの根拠
理由#1
有効求人倍率で見る人手不足の実像
厚生労働省「一般職業紹介状況」(厚労省が毎月公表する求職・求人の動向統計)の職業別データでは、「建設・採掘の職業」の有効求人倍率は近年 5倍前後で推移しており、全職業平均のおよそ1倍台前半と比べて突出した水準です。
職業別では建築・土木の技術者区分、建設躯体工事、建設技能工などが慢性的に超売り手で、施工管理は採用側が「選ぶ」のではなく「選ばれる」側の市場になっています。
出典(2026年4月時点確認)
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業別有効求人倍率)」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jakunen/koyou-ippan.html
- 厚生労働省「雇用動向調査」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/9-23-1.html
背景には団塊世代の大量退職、若年入職者の伸び悩み、都市再開発と半導体・物流の新設需要の三重構造があります。直近数年は中途求人単価が明らかに上がっており、施工管理技士の提示年収は1段上がっている水準です。
理由#2
2024年問題で採用競争が加速
2024年4月から、建設業にも時間外労働の上限規制が適用されました。原則 月45時間・年360時間、特別条項でも年720時間・単月100時間未満・複数月平均80時間以内・月45時間超は年6か月までが上限です。
「1人の残業でカバーする現場運営」が法的に成立しなくなったため、頭数を増やすしかないという採用ドライバーが生まれています。
出典(2026年4月時点確認)
- 厚生労働省「建設業の時間外労働の上限規制」 https://kensetsu-roudou-jikan.mhlw.go.jp/kensetsu_overtime.html
- 厚生労働省「建設業・ドライバー・医師等の時間外労働の上限規制」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/gyosyu/topics/01.html
労働基準法第119条では、上限規制違反に対し6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が定められています。重大事案では労働基準監督署による送検や、公共工事での指名停止処分につながるケースもあります。
発注者・ゼネコン・サブコンの各階層で「法定上限に収まる工期・人員配置で回せる組織」に作り替える動きが加速しており、施工管理の中途採用強化に直結しています。
出典(2026年4月時点確認)
- 労働基準法第119条(e-Gov法令検索) https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000049/
- 国土交通省「建設業者の監督処分」 https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/sosei_const_tk2_000045.html
理由#3
4大管理スキルと資格が横に通用する
施工管理の4大管理(工程・原価・安全・品質)は、下請・職人・発注者・行政を同時に動かす調整業務で、似た構造の職種がいくつもあります。
不動産デベロッパーの発注者側マネジメント、メーカーの技術営業、建設コンサルのCM/PM(発注者代行で工期・コスト・品質を統括する業務)などが典型で、ここへ横スライドする転職は年収維持のハードルが下がります。
出典(2026年4月時点確認)
- 国土交通省「建設業の技術者制度」 https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bt_000111.html
- 建設業法(e-Gov法令検索) https://laws.e-gov.go.jp/law/324AC0000000100/
保有資格も強い武器になります。1級・2級施工管理技士(建築・土木・電気・管・造園・建設機械)は建設業法に基づく配置義務の国家資格で、求人票の応募条件そのものです。
建築士・技術士・電気主任技術者などを併せ持っていれば書類通過率が跳ね上がります。資格は単独ではなく「資格+実務の案件規模」でセット評価される点は覚えておきましょう。
理由#4
監理技術者・主任技術者の現行基準を転職先で確認する
建設業法では、元請・下請を問わず一定規模以上の工事現場には主任技術者の配置が必要です。特定建設業(下請に出す工事1件の請負金額が一定額以上の元請に必要な許可)の元請が大型工事を請け負う場合は、監理技術者の配置義務もあります。
2025年2月1日施行の建設業法施行令改正で、監理技術者の配置基準は、建築一式工事で8,000万円以上、その他の工事で5,000万円以上に引き上げられました。古い金額の基準値が書かれている求人票や過去記事を見かけたら読み替えが必要です。
出典(2026年4月時点確認)
- 国土交通省「監理技術者制度運用マニュアル改正(令和7年2月1日施行)新旧表」 https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/content/001859192.pdf
- 国土交通省「建設業の技術者制度」 https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bt_000111.html
配置基準の引き上げで1社が抱える必要のある有資格者の総数は微減方向に動きましたが、1級施工管理技士・1級建築士など有資格者そのものの希少性は高いままです。
2024年問題による人員増ニーズと合わせて、施工管理の市場価値はむしろ上がっています。
施工管理から転職できる職種とリアル事例|同業から異業種までの選択肢
ここが本記事のコア論点です。同じ「施工管理から転職」でも、職種によって年収の動き方と採用ハードルはまったく違います。
筆者と元同僚・先輩の観測範囲と、公開求人票の相場レンジをもとに6パターンを分解します。年収レンジは「転職後の提示額として見かけやすい水準」の目安で、個別企業・個別案件で上下します。
施工管理からの転職先 6パターン
事例#1
同業他社(ゼネコン/サブコン)への横移動
もっとも年収維持・年収アップの成功率が高いのが、同じ工事種別・同じ会社規模帯での同業他社転職です。「即戦力・有資格者・現場配置可能」の3点が揃う候補は、在籍企業と似た規模の会社に入りやすいのが定石です。
工事種別・地域・役職がブレなければ年収は±10%程度に収まる印象です。RCマンションの建築施工管理で主任クラスの人が、準大手ゼネコンから中堅ゼネコンの同工事種別主任ポジションに移るパターンが典型です。
同業他社への横移動(3点セット)
- 想定年収レンジ:
前職比 維持〜+100万円前後。スーパーゼネコン・大手サブコンから準大手・中堅への移籍で、年収を下げずに役職をひとつ上げる動きも多い。 - 活かせる経験・資格:
1級・2級施工管理技士、主任技術者・監理技術者の配置実績、工事成績評定点、安全記録。工事種別と発注者区分(公共/民間)が揃うと評価されやすい。 - 注意点:
「残業時間を減らしたい」が動機の場合、移籍先の工期管理が自社より緩い保証はない。週休2日の実施率・36協定の上限設定は面接で必ず確認する。
事例#2
設備系(電気・空調・給排水)施工管理へのスライド
建築・土木の施工管理から、電気・空調・給排水の設備サブコンへ移るパターンです。工種が一致しなくても4大管理の考え方・原価管理・安全書類の作法は共通です。
関連資格(電気工事施工管理技士/管工事施工管理技士)の1級を取得または取得予定であれば即戦力として迎えられます。
設備系への横スライド(3点セット)
- 想定年収レンジ:
550万〜850万円程度。物流倉庫・データセンター・半導体工場など電気・空調の請負金額が大きい設備サブコンは提示額が高めで、建築系より年収が上がるケースもある。 - 活かせる経験・資格:
建築施工管理技士との併用で評価される。1級管工事・1級電気工事施工管理技士を取得中または受験予定である旨を面接で明言する。BIM・施工図の読解力は設備側で強い武器。 - 注意点:
工種が変わると「資格取得までの見習い期間」が挟まる企業もある。入社1〜2年は役職ダウンに見える処遇になりやすいため、2〜3年後の年収カーブまで含めて判断する。
事例#3
不動産デベロッパーなど発注者側
ゼネコン・サブコンで受注側にいた施工管理が、不動産デベロッパーや事業会社の建設部門など「発注者側」(工事を依頼する側)に回るパターンです。
設計・施工・テナント調整を統括する立場で、4大管理経験が「発注者として工期・コスト・品質をチェックする」業務に直結します。
発注者側への転身(3点セット)
- 想定年収レンジ:
700万〜1,200万円程度。大手デベロッパー・大手不動産会社の建築部門は40代で1,000万円超も珍しくない一方、中小不動産は800万円前後で頭打ちになりやすい。 - 活かせる経験・資格:
大型案件(延床1万㎡以上・請負10億円超)での監理技術者配置経験、発注者協議・行政申請の実務、1級建築士保有者は応募可能枠が広がる。 - 注意点:
書類仕事と社内調整が中心で現場の手触りは減る。「現場が好きな人」は3か月で合わなくなる率が高いので、入社前に1日体験や面談で実務のイメージを必ず合わせる。
事例#4
建材・住設メーカーの営業技術・施工指導
サッシ・断熱材・空調機器・住宅設備など、建材・住設メーカーの営業技術(技術営業)・施工指導ポジションへの転身です。
現場での納まり知識をそのまま提案・クレーム対応に転用でき、現場経験が顧客対応の信頼感につながります。物流倉庫の電気サブコンで施工管理をしていた人が、建材メーカーの技術営業に移って設計事務所・ゼネコンへの提案役に回る接続が分かりやすい例です。
メーカー営業技術・施工指導(3点セット)
- 想定年収レンジ:
500万〜800万円程度。大手上場メーカーの技術営業は600万〜1,000万円帯、中堅メーカーは500〜700万円が中心。インセンティブ比率が大きい会社もある。 - 活かせる経験・資格:
取り扱い商材に近い工種(外装・内装・設備)の施工経験、2級建築士・1級建築施工管理技士、建材の納まり・工期短縮の提案力。法人営業未経験でも、現場知識で採用される。 - 注意点:
ノルマ・出張・接待が発生する会社もあり、ライフスタイルが変わる。額面が維持でも残業代込みで下がるケースがあるため、固定給・残業代・インセンティブの内訳をオファー時に確認する。
事例#5
建築系コンサル/CM/PMファーム
発注者の代行として工期・コスト・品質を統括するCM(コンストラクション・マネジメント)/PM(プロジェクト・マネジメント)ファームや、設計監理中心の建築系コンサルに移るパターンです。
現場経験が長いほどマネジメント側での説得力が高く、外資系PMファームは年収上限も高めです。
コンサル/CM/PMへの転身(3点セット)
- 想定年収レンジ:
700万〜1,300万円程度。国内CM/PMファームは700〜1,000万円、外資系や大手設計事務所のCM部門はシニアで1,200万円超。年収1,000万円を狙うなら現実的なルート。 - 活かせる経験・資格:
大規模建築・プラント・インフラでの監理技術者経験、1級建築士・技術士、英語力(外資の場合)、発注者との調整実績。提案書作成力が問われる。 - 注意点:
現場の手を動かさず発注者の代わりに施工会社を管理する業務に切り替わる。施工会社側で働いていた頃の「手離れ感」とは逆向きのストレスが発生するため、性格との相性を見極める。
CM/PMで年収1,000万円超を狙うルートは、同業内での役職上げや大型案件経験とセットになることが多いので、詳細は姉妹記事を参照してください。
事例#6
異業種(IT・製造業・公務員)|筆者の撃沈体験から
建設業からいちばん距離がある選択肢が、IT・製造業・公務員といった全くの異業種への未経験転職です。
筆者は建築系ゼネコンで施工管理10年(うち後半は主任クラスで中規模RC案件を担当)のあと、IT業界のWeb系開発(受託開発のプログラマ未経験枠)を狙って動きました。
エージェントの初回面談で「建設業界の経験はIT側からほぼ評価されず、年収200〜300万円は下がります。それでもいいですか?」と切り出され、複数社で書類落ちした撃沈体験があります。
異業種への未経験転職(3点セット)
- 想定年収レンジ:
300万〜500万円程度(未経験枠)。前職で700万〜900万円だった人は200〜300万円ダウンが前提。経験者採用枠に乗るには業界内での資格・実績の積み直しが必要で、5年単位の再設計になる。 - 活かせる経験・資格:
4大管理のうち「工程管理・原価管理」はPMO・ITプロマネ・製造現場リーダーに部分転用可能。公務員(土木職/建築職)は1級施工管理技士・1級建築士が技術職採用で評価される。 - 注意点:
「しんどいから異業種に逃げたい」動機だけで飛ぶと、年収ダウン+習得コスト+業界文化の違いの三重苦で消耗する。年収をどこまで下げられるかと、3〜5年後に取り戻す設計ができるかを必ず事前に言語化する。筆者は結局、建設業界のバックグラウンドを活かせる領域(建設×Web)に軸足を戻して立て直し、「建設の知識が無駄にならなかった」ことが救いでした。
職種を選ぶ前に「そもそも続けるかどうか」「辞めた後に何がしんどいか」を整理したい人は、姉妹記事で体系化しています。
転職活動の進め方|自己分析から面接対策まで
職種の方向性が見えたら、①自己分析・情報収集/②書類準備/③エージェント活用/④面接対策の4ステップで動きます。施工管理特有の論点(4大管理の数字化、工事種別・請負金額の書き方)に絞って要点を整理します。
ステップ#1
自己分析と情報収集|数字と役職で棚卸しする
自己分析は施工管理の場合は工事種別・請負金額・延床・工期・役職・担当業務の6項目で過去案件を棚卸ししておくと、書類作成と面接対応の両方で使い回しが効きます。
同時に行うのが情報収集で、業界特化型の求人サイト・エージェントと、大手の総合型サービスの両方に登録します。公開求人・非公開求人(求人サイトに公開されず、エージェント経由でのみ紹介される求人)の相場観を掴むためです。
特化型のほうが建設業界の職種名・資格名の翻訳が速く、初期の壁打ち相手として優秀です。
ステップ#2
履歴書と職務経歴書|工事種別×規模×役職の数字で書き切る
書類通過率は、「工事種別」「請負金額」「延床・延長」「工期」「役職」「担当業務」「数字で言える成果」の7項目が具体的かどうかで決まります。「大規模な現場を多数管理」のような抽象表現は読み飛ばされるため、数字と固有名詞で書き切ります。
書き方の手順・場面別の記載例・フォーマットの作法は、職務経歴書と履歴書それぞれの姉妹記事で整理しています。書き始める前に目を通しておくと、マッピングがぶれません。
志望動機は「なぜこの職種か」「なぜこの会社か」を2層で整理するのがコツで、職種別(同業/設備/デベロッパー/メーカー/CM・PM)で書き分けます。例文つきの解説は姉妹記事にまとめています。
ステップ#3
転職エージェントを2〜3社併用する
施工管理の転職活動で効率がいいのは、業界特化型エージェント1〜2社+総合型エージェント1社の組み合わせです。特化型は求人票の翻訳・面接の業界カルチャー把握が速く、総合型は異業種の選択肢や年収の相場感を広く見せてくれます。
エージェントは求職者から手数料を取らない無料サービス(職業安定法第32条の3で求職者からの手数料徴収が禁じられている)で、採用企業側から成功報酬を受け取る事業モデルです。
出典(2026年4月時点確認)
- 職業安定法 第三十二条の三(e-Gov法令検索) https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000141
ただしエージェントには「紹介求人に応募させたい」インセンティブが働くため、提案の鵜呑みは禁物。複数社併用して、意見が割れた案件は理由を深掘りする使い方が安全です。建設業界特化の比較は下記にまとめています。
ステップ#4
面接対策|職種別の「通らない理由」を潰す
施工管理の面接で落ちる要因は、「役職のスケール感が伝わらない」「志望職種と経歴の接続が弱い」「転職動機がネガティブ」の3点に集約されがちです。
役職は「主任技術者として担当した案件数・請負金額の合計」のように数字で補足し、志望動機は職種別に書き分けます。
不採用が続いたときの原因分解は体系的に見ておく方がリカバリが速く、面接特化の姉妹記事に落ちる理由と対策を整理しています。
失敗しないための注意点|年収・残業・異業種の落とし穴
職種選びと進め方を押さえても、動機と情報収集の甘さで失敗するパターンは一定数あります。筆者と周囲の失敗例から、再発率が高い3つを先回りで潰しておきます。
注意点#1
年収の内訳を比較する|残業代・手当込みで計算
提示年収の額面だけで比較すると、基本給・固定残業代・現場手当・住宅手当の内訳で実質手取りが下がるケースを見落とします。
施工管理は住宅手当・現場手当・家族手当・資格手当が積み上がる業界のため、転職先でこれらが剥がれると額面維持でも手取りが2〜3割減になる事例があります。
注意点#2
残業時間の改善は会社だけでなく現場で見る
2024年問題で建設業全体の残業時間は改善方向ですが、配属現場・発注者・工期設定で実態は大きくブレます。
面接では「自分が配属されそうな現場の週休2日実施率」「直近半年の残業時間の中央値」「36協定の特別条項上限」を必ず質問します。回答を濁す会社は要注意です。
注意点#3
異業種に飛ぶ前に「年収ダウンの耐用年数」を計算する
異業種への未経験転職は、年収ダウンが3〜5年続く前提で家計シミュレーションをしてから判断します。住宅ローン・教育費・家族の同意が取れない状態で飛ぶと、年収が戻る前に家計が持ちません。
筆者はここを甘く見て軌道修正した経緯があり、「2年食えないなら踏み切らない」が学習成果です。
施工管理のおすすめ転職エージェント
建築・施工管理におすすめできる転職エージェントについて紹介していきます。どのサイトも無料なので気楽に相談してみて下さい。ポイントをまとめた比較表から見ていきましょう。
転職エージェントの比較ポイント
- 転職支援の実績
- 紹介可能求人件数(とその質が高いこと)
- 利用者満足度
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| 順位 | サービス名 | 評価 | 求人件数 | おすすめポイント | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|
1位 | ビルドジョブ | 4.7 | 4,000件 以上 | 累計支援者数2万人・内定獲得率77% 施工管理の有資格者なら年収をあげやすい | 公式 |
2位 | 建設設備求人DB | 4.7 | 16,000件 以上 | サポート力が高く、施工管理の転職におすすめ 人材大手の東証プライム上場企業が運営 | 公式 |
3位 | RSG建設転職 | 4.5 | 15,000件 以上 | 利用者の収入UP率99.4%、利用満足度98% 建設業界出身のアドバイザーが丁寧にサポート | 公式 |
| 4位 | 建築転職 | 4.4 | 10,000件 以上 | 建設業界で働く人が選ぶ転職エージェントNo.1 業界実務経験者、国家資格保持アドバイザー在籍 | 公式 |
| 5位 | ![]() ビーバーズ | 4.2 | 3,500件 以上 | 建設業界や不動産・製造など幅広い職種を取扱い ワークライフバランスを重視した求人を厳選 | 公式 |
6位以降のランキングはこちら
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| 順位 | サービス名 | 特徴 | 公開求人 | 公式 | 職種別求人 | ||||||||
| 施工管理 | 土木施工管理 | 設備施工管理 | 電気施工管理 | 施工図・設計 | 工務・積算 | CADオペ | 営業 | その他 | |||||
| 6位 | ベスキャリ建設(現キャリ) | 利用者の満足度94.2% スキルアップ研修「監督のタネ」が有益 | 約13,000件 | 公式 | 3,233件 | 2,358件 | 2,550件 | 1,107件 | 5,301件 | 2,245件 | 773件 | 1件 | 320件 |
| 7位 | KSキャリア | 転職者の入社半年後の定着率92% KEIAIグループによる情報網を活かした求人紹介 | 非公開 | 公式 | – | – | – | – | – | – | – | – | – |
| 8位 | 建設転職ナビ | 利用者の満足度97.7%、豊富な職種の取扱い 領域ごとに強みを持つ約30名のアドバイザー在籍 | 約17,138件 | 公式 | 5,368件 | 3,049件 | 1,596件 | 787件 | 5,857件 | 365件 | 79件 | 1,490件 | 5,331件 |
| 9位 | 施工管理求人ナビ | 45万人以上が利用し、満足度は97% 利用者の92%が約1.2~3.8倍の収入UPを実現 職種別求人検索ができないのがネック | 約18,946件 | 公式 | – | – | – | – | – | – | – | – | – |
| 10位 | 施工管理ジョブ | 年間登録者数は10,000人超え 地域別求人は圧倒的多さで地方の方にもオススメ | 約19,886件 | 公式 | 19,886件 | 15,300件 | 8,548件 | 8,087件 | 186件 | 3,094件 | 599件 | – | 21件 |
| 11位 | 建設・設備求人データベース | 全国の建設・プラント系求人を幅広く保有 豊富な情報量で応募前に企業情報を手堅く収取可能 | 約16,081件 | 公式 | 4,259件 | 2,391件 | 1,784件 | 1,493件 | 2,941件 | 284件 | 75件 | 525件 | 994件 |
| 12位 | 建築求人.jp | 建設業界従事者が選ぶ転職サイト口コミ評価No.1 人事総務担当者が選ぶ転職サイトNo.1 ベテラン・シニア技術者の利用満足度No.1 | 約7,085件 | 公式 | 2,013件 | 888件 | 881件 | 463件 | 817件 | 140件 | 504件 | 171件 | 449件 |
| 13位 | 施工管理転職ナビ | 他社にはない珍しいお祝金制度(最大70,000円) 他にもビル・電験に特化したサイトをそれぞれ保有 | 約999件 | 公式 | 322件 | 94件 | 47件 | 32件 | 12件 | 2件 | 4件 | 15件 | – |
| 14位 | 施工管理の転職エージェント | 上場企業の学情が運営する施工管理特化の転職支援 中堅・スーパーゼネコンや総合デベロッパーへの 転職で年収600万以上の求人紹介も可能 | 非公開 | 公式 | – | – | – | – | – | – | – | – | – |
| 15位 | 建設キャリアプラス | 電気系、施工管理に特化した求人で転職支援 80,000事業者以上の豊富なネットワークから 納得できる求人を紹介 | 約1,546件 | 公式 | – | – | – | – | – | – | – | – | – |
もし迷う場合は上位3社(ビルドジョブ、RSG建設転職、建築転職)を利用し、自分が納得できるサービスに絞った上で活用することをオススメします。
建設業界の求人はお世辞にも多いとは言えず、良い求人が見つかりにくいので、併用することで優良求人に出会う確率を高める方が良いです。
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転職エージェントに関するよくある質問
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転職エージェントに関するよくある質問
Q.転職エージェントはなぜ無料?
職業安定法にて、転職エージェントは「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。
(手数料)
第三十二条の三 第三十条第一項の許可を受けた者(以下「有料職業紹介事業者」という。)は、次に掲げる場合を除き、職業紹介に関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料又は報酬を受けてはならない。
一 職業紹介に通常必要となる経費等を勘案して厚生労働省令で定める種類及び額の手数料を徴収する場合
二 あらかじめ厚生労働大臣に届け出た手数料表(手数料の種類、額その他手数料に関する事項を定めた表をいう。)に基づき手数料を徴収する場合
② 有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。
引用元:職業安定法 第三十二条の三
上記のように、求職者からは原則として手数料を受け取ってはならず、代わりに企業から報酬を得ています。
Q.転職エージェントの仕組みは?
転職エージェントは、採用企業に対して転職希望者を紹介し、採用となった場合に成果報酬を受け取る「人材紹介事業所」です。

転職エージェントにとっては、転職希望者ではなく採用企業が本来の取引先であるため、信用しすぎには注意して下さい。
あくまでも「転職希望者は商品」である認識は持ちつつ「転職希望者をおだてて採用企業へ入社させようとする」悪質なアドバイザーには注意しましょう。
Q.転職エージェントは複数利用すべき?
エージェントによって、紹介される求人やサービス内容の質が異なるので、比較検討し自分にあったエージェントを見つけるべく、必ず複数利用すべきです。
Q.転職エージェントは何社利用すべき?
少なすぎては満足度が低く、多すぎると連絡など対応が負担になり大変なので、まずは「3社」の利用をおすすめします。
Q.転職エージェント利用のメリットは?
転職エージェントを利用するメリットについて解説していきます。
非公開求人の紹介で選択肢が劇的に広がる
転職サイトや企業ホームページに掲載されている求人情報は、全体のわずか3割程度で、残りの7割は転職エージェントだけが保有する非公開求人です。
面談において数々のヒアリングを行い、あなたの希望する条件に沿った求人探しを手伝ってくれるので、使わない手はないです。
プロアドバイザーによる強力サポートで選考通過率UP
転職のプロである転職エージェントが、あなたの強みや経験を分析し、魅力的な応募書類の作成や面接対策を徹底サポートしてくれます。
なにより、希望企業へあなたの事を推薦してくれるので、書類選考の通過率は上がります。
企業との連絡や日程調整などのやり取りも全て代行してくれるので転職活動に集中できます。
キャリア相談を通して、本当にやりたい仕事が見つかる
「今の仕事にモヤモヤしているけど、何がしたいのか分からない…」と、そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
転職エージェントは、あなたの希望や適性をじっくりヒアリングし、客観的な視点から、あなたのキャリアプランを一緒に考えてくれるので、自分自身のキャリアを見つめ直す貴重な機会となるはずです。
転職エージェントは、あなたの転職活動を成功に導く心強いパートナーとなるので、ぜひ活用して、納得のいくキャリアチェンジを実現しましょう。
Q.転職エージェントはいくらもらってる?
転職エージェントは転職希望者を転職させることで、採用企業から報酬を受け取っています。
報酬は転職希望者が採用企業に入った段階の年収30%前後と言われており、年収600万で転職すれば、180万円が成果報酬として支払われます。
余談ですが、報酬を支払ってくれる採用企業に対し、転職希望者は一円も支払わず、基本的には一度しか利用しないので、転職エージェント側からすると、転職希望者は「商品」として認識されているのも、この報酬が大きな理由となります。
Q.転職エージェントの利用は会社にバレる?
転職エージェントに登録しても、転職活動中であることは、今の会社にバレることはまずありません。
今の会社に利用がバレない理由
- 企業側は応募者情報を事前に見れない
応募前に求職者情報を見れるのは転職エージェントのみ。本人の同意なく情報開示されることはない。
- 転職エージェントの徹底した情報管理
人材紹介会社にとって、情報漏洩は信用を損なうリスクが大きく、各アドバイザーも細心の注意を払っているため。
転職エージェント側の管理不足により個人情報が漏洩した場合、有料職業紹介事業の許可を取り消されるリスクがあるため、最大限注意されています。
Q.転職エージェント利用の流れとは

どの転職エージェントも上記の手順となりますが、最も重要なのはStep2の初回面談です。ここのヒアリングにおいて、担当者と齟齬が生じたまま進むと、残りのStepは全て噛み合わなくなります。
最近は面談だけでなく、求人紹介の説明や書類添削、面接対策などにおいてもエージェント側からアプローチがありますが、無い場合は積極的にこちらから依頼し活用しましょう。


